自由とは「自在」あるいは「思うがまま」であり、ようするに「自分の思い通りになること」である。
著者は自由をこう定義している。
正直これだけ見ても、まあ正しいんやろうけど…いまいちしっくりこんな~と思ってた。
しかし、この本を読んだあとならこの文の意味が分かる。
この本は上の一文をいろいろな言い方で言い換えたり、様々な角度から説明している文章を一冊にまとめたものだと思う。
著者は「自分の頭で考え、自分で決めたことを決めたままに実行できること」を自由と呼んでいるように思う。
単純にもうお金を稼ぐ必要がなくなり、ぼーっとしている状態を自由とは呼んでいない。
この状態のことは「不自由からの解放」と表現している。
つまり、労働から解放されるというのは自由への入り口の一つであって、自由というゴールに到達したということではない。
自分で考え、自分で決断し、自分が決断したとおりに行動する。
これが大切だと繰り返し述べている。
大切なことは、まず気づくこと。
支配されていることを自覚すること。
毎日少しずつ自分の決めたことを実行するだけだ。
たとえば、起きたいと思った時間に起き、しようと決めたことをする、というだけである。
このように自在に生活できれば、すでに自由の一部は実現している。
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