森博嗣ブーム、到来。
最近、森博嗣のエッセイを読み漁っている。
普段なんとなく思ってたことが言語化されていることが多くて、読んでてこれこれ!ってなってすっきりするんよね。
「自由をつくる自在に生きる」の紹介ページは以下をどうぞ。
物の整理より、生き方の整理
本の中にも書かれてるけど、この本は物の整理整頓や収納術を紹介しているわけじゃない。
むしろ、考えなしに整理整頓したほうがいい!っていう姿勢に、それほんま?って聞いてきてる感じがする。
ちなみに、老後を迎える人が子供たちのために、自分の持ち物を減らす「終活」を理解できないと言っている。下の文がそれ。あまりにキレキレ。
持っているものが、価値のないものばかりだから、自分で始末しないといけない、と後ろめたいのだろうか。
物を収納して、来客に見えないようにしようとする人達にはこう。
隠しておくほど嫌なものだったら、買わなければ良いではないか。
まさに、「アンチ整理術」。
著者は整理整頓の「技術」より、何のために整理整頓するのかという「本質」に目を向けるべきだと言いたいんやと思う。
本の中では、物の整理よりも人間関係や自分自身を整理の方が大事だと紹介されていて、自分は特に自分自身の整理っていうのが内容的に刺さったから紹介したい。
自分自身の整理とは
自分自身の整理=自分の生き方の整理。
つまり、自分が今後なにをしたいか、どう生きたいかというのを自分で考え、決断し、行動する。
人に流されて言われたことをそのままやったり、流行に流されてあれもこれも手を出したりとかしちゃってません?俺はしてます。
プログラミングができた方が良い、英語を勉強した方が良い、とかね…
そりゃした方が良いんでしょうけど、大事なのは自分で考えて決断したかってことを、この本は言いたいんやと思う。
考えること、そして自分で決断し、人の目を気にせずそれに従って行動すること。
それが大事やと受け取った。
自分自身を整理・整頓するとは、簡単にいえば、自分が生きるうえで、「一番大事なことは何か?」あるいは、「目指しているものの本質は何か?」を考えることだろう。
考えて、決めるのではありません。ただ考える。
自分が知っている自分が、一番本物だし、その評価を自分ですれば、それで良い。
ちなみに、「自由をつくる自在に生きる」にも似たようなこと書いてたので、気になる人はそちらもどうぞ。
自由とは「自在」あるいは「思うがまま」であり、ようするに「自分の思い通りになること」である。
自由をつくる自在に生きる 森博嗣
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